ユーザーが退社した場合など、Google Workspace ユーザー間でメールデータの移行が必要な場合は、Google Workspace 管理者が移行を行うことができます。

移行されたメールデータは、移行先ユーザーの Gmail の受信トレイに移行されるので、事前にフィルタを作成してメールを振り分けることをおすすめします。

1. Google 管理コンソールにログイン

Web ブラウザを開き、管理者権限をもっているユーザーアカウントで Google 管理コンソール(admin.google.com)にログインします。
ホームが表示されたら[データの移行]アイコンをクリックします。

データの移行

2. メールデータ移行元の設定

データの移行画面が表示されるので、[データの移行を設定]をクリックして移行設定を開始します。

データの移行を設定

移行元サーバー設定画面にて[Google Workspace]を選択して[開始]をクリックします。

移行元サーバー

追加の設定画面にて「移行の開始日」を選択します。必要に応じて移行オプションにチェックを入れて[ユーザーを選択]をクリックします。

移行オプション

移行元ユーザーの IMAP アクセスを有効化

メールの移行ツールを使用するには、移行元ユーザーの Gmail にて IMAPアクセスを有効にする必要があります。

移行元ユーザーの Gmail にアクセスし、Gmail 画面右上の[ギア アイコン]-[すべての設定を表示]-[メール転送とPOP/IMAP]タブをクリックします。「IMAP アクセス:」セクションの[IMAP を有効にする]をオンにして[変更を保存]します。

    IMAP を有効化

    ※ IMAP アクセスを有効にした場合、1時間程度で設定が有効となります。

    3. 移行元と移行先のユーザーを設定して移行を開始

    データの移行画面が表示されるので、移行リスト上部の[ユーザーを追加]をクリックします。

    ユーザーを追加

    「移行を開始」画面が表示されるので[移行元のメールアドレス]、[移行元ユーザーのパスワード]、[移行先ユーザー名]を入力して[開始]をクリックします。

    移行元と移行先

    移行が開始され、移行リストに追加した移行が表示されます。

    メールデータの移行開始

    メールデータの移行中はステータスがバー状に表示され、何パーセント移行が進んでいるかが確認できます。
    別のユーザー間の移行を同時に行う場合は、移行リスト上部の[ユーザーの追加]から移行を追加できます。

    移行ステータス

    認証エラーが発生する場合は

    認証エラーが発生する場合は、Google 管理コンソール(admin.google.com)の[ユーザー]-[(移行元ユーザー)]-[セキュリティ]-[ログイン時の本人確認]にアクセスして[10分間無効化]をクリックしてから再度移行を行ってください。

      ログイン時の本人確認を無効

      4. 移行を終了

      移行がすべて完了すると移行ステータスが「完了」となります。

      移行が完了

      Google Workspace ユーザー間の移行をすべて終えたら移行リスト上部の[その他 ▼]-[移行を終了]をクリックします。

      移行を終了

      移行を終了画面にて[移行を終了]をクリックすると、ユーザー間の移行が終了して移行設定がリセットされます。

      移行を終了

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